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前記事ではハレの州立先史博物館について記録した。ハレで次に向かったのはBeatles Museumである。まにあっくドイツ観光ブログでは過去にドイツにあるローリング・ストーンズマニアのためのミュージアムを紹介した。 ↓

こんなところにこんなものが?Lüchowのストーンズ・ファン・ミュージアム

ストーンズのミュージアムへ行ったなら、当然ビートルズのミュージアムへも行かなければならないね。そうでなければ片手落ちである。しかし、一体なぜハレにビートルズ・ミュージアムが?彼らは確かにドイツで下積みをしていたことがあったが、それはハンブルクだった。ハンブルグには「ビートルマニア」というミュージアムが存在したが、2012年に閉鎖されている。それとは別にケルンにあったもう1つのビートルズ・ミュージアムのコレクションが増えて手狭になり、新しい場所としてたまたま白羽の矢が当たったのがハレだったということらしい。2000年、ハレの中心部に再オープンした。

私は中学生の頃にビートルズを聴き始め、東芝EMIが出していたLPはほぼ全部持っていた。ドイツにまでは持って来られなかったので、現在は弟の所有になってしまっているが。であるから、ビートルズ・ファンを名乗っても差し支えないだろう。しかし、私の本業はウィングス・ファンである。ここで敢えて名言しておく。

これがビートルズ・ミュージアムの建物。

中庭に面した入り口

中に入ってすぐのフロアはショップになっている。ミュージアムは3階建てで結構広い。入り口で館内案内の紙がもらえる。日本語もあるよ!

内部は文字通り、ビートルズ関連グッズや写真、メディアの切り抜きなどで埋め尽くされている。どこに注目するかはファン一人一人違うことと思うので何を紹介したらいいのかよくわからない。そこで今回は野暮な解説は省略して、写真でどんな雰囲気かを伝えられたらと思う。

展示はハンブルク時代から始まっている。これは1962年のスタークラブでのライブの様子かな。

ビートルズのレコードというと、私はアップル版しか知らないのだが、これらはオデオン版シングル。

こっちは旧東ドイツ国営レーベル「アミーガ」が出していたシングル。

 

当然ながら館内はずっとビートルズの曲が流れている。60年代の家の中を再現したコーナーではテレビにライブ映像が映っていた。

いろんなビートルズ・グッズが展示してあった。ビートルズ・ストッキングやビートルズ・パンツ(下着の)まである。そうか、ビートルズって現役の頃はアイドルだったんだね。私が聴き始めた頃にはすでにグループは解散していたし、アルバムも時系列で聴いたわけではなかったから、ビートルズをアイドルをアイドルグループだと思ったことがなかったな。

西ドイツのサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ宣伝コースター

いろいろある中で面白かったのはビートルズ切手のコーナー。ビートルズってアフリカ諸国でも切手になっていたんだね。

ザイールのビートルズ切手

ガーナ

ブルキナ・ファソ

チャド

イエロー・サブマリンのグッズコーナー。アニメ映像も流していた。

東ドイツ製イエロー・サブマリン冷蔵庫。ええーー?

うーん。あんまり似てない気が、、、。ストーンズ人形と比べてみよう。

こっちの方がいい感じでは?

テーマは変わって、リンダ・マッカートニーがプロデュースしたベジタリアンフードのパッケージ。

 

ジョンのリトグラフ。そういえばジョンは美大出身だったね。エロチックなリトグラフも描いていたようでいくつか展示されていた。写真をここに上げたら不適切なコンテンツ扱いになるかもしれないのでやめておこう。

「ジョン・レノン」ブランドのベビーグッズ。ジョンが息子ショーンのために描いたイラストを元にヨーコが商品化したもの。

ビデオルーム。ティーンエイジャーでびっしり。2018年現在もなお、若者をこんなに惹きつけるのだからすごいね。

このイラストはかわいい

全体的にジョンとポールに関する展示物が多かった。ジョージとリンゴ関連もちょっとは載せておこう。

 

ミュージアムにはカフェもある。レコード風のテーブルが楽しい。

ビートルズ・ミュージアムは近々さらに拡張される予定だ。定期マガジン「Things」を発行している他、オンラインショップで商品の販売も行なっている。ファンの人には何かお宝が見つかるかも。