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パナマ旅行記 その4 コーヒー農園でゲイシャコーヒーについて学ぶ
(この記事は以前、他の場所で公開していた2019年6月のパナマ旅行記をリライトしたものです。)
ボケテ高原のパロ・アルトに到着した翌朝、朝食の席で娘がその日のアクティビティを提案した。小さい頃からあちこち連れ回したせいか、大の旅行好きに成長した娘。やる気満々である。
「まずはコーヒー農園を見学に行こう」と娘は言う。ボケテ高原はコーヒーの産地で、アラビカ種だけでなく希少なゲイシャ種のコーヒーも栽培されていることで知られる。見学できるコーヒー農家は複数あるが、その中から娘がピックアップしたのはレリダ農園(Finca…
パナマ旅行記 その1 パナマ運河、ミラフローレス閘門ビジターセンター
(この記事は以前、他の場所で公開していた2019年6月のパナマ旅行記をリライトしたものです。)
ドイツの人気絵本作家、ヤノッシュの作品に"Oh, wie schön ist Panama!(おお、パナマはなんて美しい)"というものがある。味わい深い可愛いイラストとユーモラスな文章が魅力的なヤノッシュの絵本の中で最も好きなものの一つだ。日本語のタイトルは「夢見るパナマ -…
シチリア・エオリエ諸島ロードトリップ その12 トラパニの塩田を訪れる
ドイツを出発して車でイタリア半島を南下し、シチリア島に渡ってそこからエオリエ諸島へ行き、再びシチリア島に戻って海岸地域を時計回りに移動しながら南西のレアルモンテ海岸までやって来た。帰る日は決めておらず、疲れたら帰路につくつもりだった。3週間が経過し、毎日かなりの距離を動き回ったのでそろそろ体力の限界に近づいている。スカーラ・ディ•トゥルキの白い崖を眺めながら泳ぎ、「明日はドイツに帰ろう」と決めた。
夜行フェリーでパレルモ港から出発することにしたので、あと丸一日ある。シチリア島の西海岸、トラパニ(Trapani)からマルサラ(Marsala)にかけて広がる天日塩田を見てから帰ることにした。西シチリアの沿岸部には3000年に渡る採塩の伝統がある。交易の民フェニキア人がシチリアに入植した時代から、塩は「白い金」と呼ばれて珍重されていた。近代以降の都市化に伴う環境破壊や1965年にこの地方を襲った大洪水によって塩田が被害を受けたことなどにより採算が取れなくなり、今では大規模な採塩産業は廃れてしまったが、塩沼は自然保護区に指定されていて、小規模ながら伝統的な塩づくりが続いているという。保護区の一つ、 Naturreservats…
時代を超えて愛されるアンガーミュンデの給水塔ホテルに泊まる
今年の7月に友人のライター、久保田由希さん(@kubomaga)との共著で出版した「ベルリン・ブランデンブルク探検隊シリーズ 給水塔」(詳細はこちら)でブランデンブルク州内の給水塔44基を紹介した。その中の1基、アンガーミュンデ(Angermünde)の給水塔は現在、宿泊施設として再利用されている。ページ数の関係により、本の中では詳しく紹介できなかった(P.41に掲載)ので、ここで改めて紹介したい。
給水塔に泊まるって、どんな感じだろう?と気になり、先日、この塔に実際に宿泊してみた。アンガーミュンデ市はベルリンから北東およそ70km。給水塔は駅の真ん前にある。
1901年に建設されたこの給水塔は2007年に大掛かりな改修工事が行われ、現在は宿泊施設となっている。ホテルではなく、キッチン設備のあるアパートメントタイプの宿だ。(ウェブサイトはこちら)
敷地内に入り、塔の裏手に回ると、外付けのエレベーターと階段があり、アパートメントに直接アクセスできるようになっている。タンク部分には塔の管理人さん一家が住んでいて、借りられるのはその下のレンガで覆われた部分で、2つの階それぞれ丸ごとがアパートメントになっている。私たちが予約したときには両階とも空いていたので、2つのうちの上の階を借りることにした。
着いたのが夜だったので、こんな感じ。真ん中が居間、居間の奥がキッチンとダイニングスペース、反対側がベッドのあるスペースになっている。落ち着いた温かみのある内装だ。
泊まってみて、快適さに驚いた。床暖房で足元ポカポカ、ソファーも深々として気持ちが良い。家具はどれも質の良いもので、こだわりが感じられる。
塔を輪切りにした円形アパートメントで円形で、真ん中部分がフロアとなっているのが面白い。向こう側に見えるドアの後ろはバスルーム。左側の緑のドアを開けると、
階段で下に降りることができる。これぞ「塔に住んでます」という感じでワクワクする。
階段から地階に降りてみた。出入り口付近には観光パンフレットがたくさん置いてある。アンガーミュンデ市は小さい町で、市内にはそれほどたくさん見所があるわけではないが、周辺にはUNESCO自然遺産に登録されたブナの森(Buchenwald…
広大で見応えたっぷりなZehdenickのレンガパーク、Ziegeleipark Mildenbeg
その地方に特徴的な建材に興味がある。古い建物の多くにはその土地で採れる木や石が使われている。建材が町並みや村の風景を作り、地方ごとに異なる味わいを生み出しているのが魅力的だ。
ベルリンやその周辺のブランデンブルク州は大部分が平地で石切場がほとんどない。こちらの記事に書いたように、古い建物は氷河によって北欧から運搬されて来た野石を積んでものか、レンガ造りが多い。レンガの建物は古くは中世から建てられていたが、教会や修道院などに限られていた。一般的な建物にもレンガが普及したのは、技士フリードリヒ・エドゥアルト・ホフマン(Friedrich…
UNESCOグローバルジオパークTerraVita特集 1 ピースベルクとオスナブリュック産業文化博物館
これから3回に分けてニーダーザクセン州オスナブリュック近郊の自然公園、TERRA.vitaの見どころを紹介しようと思う。正確にはTERRA.vita Natur- und Geopark(テラヴィタ自然・地質学…
「ベルリン・ブランデンブルク探検隊 給水塔」の電子版ができました
7月に友人のライター、久保田由希さんとの共著で「ベルリン・ブランデンブルク探検隊 給水塔」を出版しましたが、幸いにも多くの方が興味を持ってくださり、久保田さんが日本へ持ち帰った分は数日で売り切れ、ドイツ国内の在庫も残りごくわずかとなりました。ご購入くださった皆様、ありがとうございます。心よりお礼を申し上げます。
極めてマイナーな内容ということで限定部数しか印刷していませんでしたが、電子版が完成しましたのでお知らせいたします。紙の本同様に電子版もベルリン在住のデザイナー、守屋亜衣(@ai_moliya)さんが担当してくださいました。
紙の本に収録した内容(全48ページ)に、電子版ボーナスページ4ページを加筆しました。価格は980円。私のオンラインショップ「まにあっくドイツショップ」からご購入頂けます。1回のご購入でpdfとePubの両方をダウンロード頂けます。
そして、これまでに「給水塔」をご購入くださった方、これからご購入くださる方全員にプレゼントがあります!!
プレゼント1
紙版・電子版をご購入のみなさまに、私がGoogle…
アインシュタイン塔の立つポツダムの学術研究パークを散策する
ライターの久保田由希さんと私とで結成した「ブランデンブルク探検隊」、これまで隊員は私たち二人だけだったけれど、ツイッターで隊員を募集したところ、嬉しいことに何人かの人達が名乗りを上げてくれた。先日、その中の一人、ローゼンさんから「これからポツダムのアルベルト・アインシュタイン学術研究パークに散歩に行くけど、一緒にどう?」と探検活動への誘いの電話がかかって来た。何を隠そう、ローゼン新隊員はポツダムの公式観光ガイドの資格を持ち、ポツダムに関する知識なら右に出る者はいないエキスパートである。探検隊にとって超強力な新メンバーだ。そのローゼン隊員にポツダム散策に誘われたら、そりゃ行かないわけがない。
というわけで、久しぶりにアルベルト・アインシュタイン学術研究パーク(Wissenschaftspark…
「ベルリン・ブランデンブルク探検隊シリーズ 給水塔」を出版しました
お知らせです。
このたび、ベルリンを拠点に長年活躍されて来たライターの久保田由希さんと一緒に自費出版で「ベルリン・ブランデンブルク探検隊シリーズ 給水塔」を出版しました!
町歩きが趣味の久保田さん、ブランデンブルク州内をあてもなくうろつくのが大好きな私。似たようなことが好きだよねと、二人で探検隊を結成しました。ベルリンの周辺に広がるブランデンブルク州は観光地としてはほとんど知られていません。その未知のブランデンブルク州を歩き、面白いもの、素敵なものを見つけたら写真を撮ってお互いに見せ合う。ときどき一緒に知らない町へ行ってみる。楽しいので、「#ブランデンブルク探検隊…