2017年から運営して来た当ブログですが、容量がいっぱいになってしまいました。
ドメインごと別のサービスへ引っ越すことも考えたのですが、大変なのでやめました。このブログはこのまま残し、今後はnoteに書いていくことにします。
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ChikaTravel…
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2025年12月8日/作成者: Chikaアルトミュール渓谷化石の旅④ ゾルンホーフェン博物館
アイヒシュテットの後に行ったのは、ゾルンホーフェンにある「ゾルンホーフェン博物館」。地元では、かつてゾルンホーフェン市長で化石収集家だったフリードリヒ・ミュラーにちなんでBürgermeister-Müller-Museumと呼ばれている。
世界に名だたるゾルンホーフェンだけど、博物館の外観は、田舎の公民館という感じ。でも、中に入ってみたら、大変な充実ぶりだった。
とても良いと思ったのは、展示の最初にジュラ紀のゾルンホーフェンエリアの環境についての解説があること。
いまから約1億5,300万〜1億5,000万年前、後期ジュラ紀の中央ヨーロッパは、ほとんどが海に沈んでいた。陸地として残っていたのは、いくつかの古い大陸地塊だけで、現在のチェコ西部にあたる「ボヘミア島」や、フランス中央高地などが島として存在した。そのあいだには、巨大な礁の壁(バリアリーフ)が広がり、北の浅い大陸棚の海と、南の深いテチス海を分けていた。礁のあいだにできた窪地には、炭酸塩が幾重にも堆積し、さらにごく浅い海域では小さなラグーンや島が点在していた。現在のゾルンホーフェン周辺は、多くのラグーンを持つ「ゾルンホーフェン群島」と呼ばれる環境を成していた。
ゾルンホーフェン博物館では、ゾルンホーフェン群島の異なる環境から発見された化石が、その環境ごとに分類され、展示されている。濃い青のセクションは外洋に開かれたテチス海、明るい青のセクションはサンゴ礁や炭酸塩台地、薄い水色はラグーン、緑色は島、そして黄色は空。
いろいろな化石が展示されているが、圧倒的に魚が多い。
大きなクラゲの化石もいくつかあった。
他にもいろんなのがあるんだけど、ここに来たら、見たいのはやっぱりアルケオプテリクスだよね。
2階には、"Die…
2025年9月23日/作成者: Chika世界に名だたるゾルンホーフェンだけど、博物館の外観は、田舎の公民館という感じ。でも、中に入ってみたら、大変な充実ぶりだった。
とても良いと思ったのは、展示の最初にジュラ紀のゾルンホーフェンエリアの環境についての解説があること。
いまから約1億5,300万〜1億5,000万年前、後期ジュラ紀の中央ヨーロッパは、ほとんどが海に沈んでいた。陸地として残っていたのは、いくつかの古い大陸地塊だけで、現在のチェコ西部にあたる「ボヘミア島」や、フランス中央高地などが島として存在した。そのあいだには、巨大な礁の壁(バリアリーフ)が広がり、北の浅い大陸棚の海と、南の深いテチス海を分けていた。礁のあいだにできた窪地には、炭酸塩が幾重にも堆積し、さらにごく浅い海域では小さなラグーンや島が点在していた。現在のゾルンホーフェン周辺は、多くのラグーンを持つ「ゾルンホーフェン群島」と呼ばれる環境を成していた。
ゾルンホーフェン博物館では、ゾルンホーフェン群島の異なる環境から発見された化石が、その環境ごとに分類され、展示されている。濃い青のセクションは外洋に開かれたテチス海、明るい青のセクションはサンゴ礁や炭酸塩台地、薄い水色はラグーン、緑色は島、そして黄色は空。
いろいろな化石が展示されているが、圧倒的に魚が多い。
大きなクラゲの化石もいくつかあった。
他にもいろんなのがあるんだけど、ここに来たら、見たいのはやっぱりアルケオプテリクスだよね。
2階には、"Die…
アルトミュール渓谷化石の旅③ ブルーメンベルク化石採集場で化石探し
アイヒシュテットでジュラ博物館とベルガー博物館を見た後、ベルガー博物館のそばにあるブルーメンベルク採石場(Fossiliensteinbruch…
2025年9月22日/作成者: Chikaアルトミュール渓谷化石の旅② アイヒシュテットのベルガー博物館
ジュラ紀の化石を見にアイヒシュテットへ行ったなら、ジュラ博物館だけを見て帰って来ては行けない。アイヒシュテットにはもう一つ、有名な博物館がある。それはベルガー博物館(Museum…
2025年9月22日/作成者: Chikaアルトミュール渓谷化石の旅① アイヒシュテットのジュラ博物館
久しぶりに遠出して、南ドイツ、アルトミュール渓谷(Altmühltal)へ行って来た。アルトミュール渓谷とは、バイエルン州トロイヒトリンゲンからケルハイムまでのアルトミュール川流域一帯で、ジュラ紀の化石を多く含むゾルンホーフェン石灰岩(Solnhofener…
2025年9月22日/作成者: Chikaドイツからヨーロッパ中に広がった実用陶器 ヴェスターヴァルト陶器博物館
ラインラント=プファルツ州の小さな町Höhr-Grenzhausenにある「ヴェスターヴァルト陶器博物館(Keramikmuseum…
2025年8月4日/作成者: Chika世界で最も高く吹き上げる冷水間欠泉、Geysir Andernach
もう7年も前になるが、ドイツ西部の火山地帯を訪れたことがある。一般に、ドイツには火山のイメージがないと思うけれど、アイフェル地方は現在も火山活動が続いている地域だ。ただし、山頂から噴煙が上がったり、溶岩が流れ出したりという、視覚的にわかりやすい火山活動ではなく、森の中で静かに水をたたえるマール湖や地層の中の岩石にその痕跡が見い出し、湧き出る美味しい炭酸水に火山活動の恩恵を感じるという、わりあい地味なものである。
でも、それはそれで意外性があって、とても面白いのだ。アイフェルの火山地帯については、こちらの過去記事シリーズに詳しく書いている。いろんな角度から楽しむことができたけれど、このとき一つだけ、見そびれたものがある。それはコブレンツ近郊アンダーナハにある間欠泉、ガイジール・アンダーナハ(Geysir…
2025年8月3日/作成者: Chikaでも、それはそれで意外性があって、とても面白いのだ。アイフェルの火山地帯については、こちらの過去記事シリーズに詳しく書いている。いろんな角度から楽しむことができたけれど、このとき一つだけ、見そびれたものがある。それはコブレンツ近郊アンダーナハにある間欠泉、ガイジール・アンダーナハ(Geysir…
北海の高潮から陸地を守る巨大防潮ゲート アイダー・シュペアヴェルク(Eidersperrwerk)
年間約1,000万羽以上の渡り鳥が訪れるユネスコ世界遺産ワッデン海。その自然の豊かさには本当に魅了される。しかし、ズィルト島、ハリヒ・ホーゲの記事に書いたように、北海の一部であるこの地域の海岸線は、常に風と水との戦いの舞台だった。激しい嵐や満潮に乗って押し寄せる高潮は、ときに人々の暮らしを一瞬で飲み込んでしまう。そんな自然の猛威に立ち向かうため、さまざまな防潮の技術が発展してきた。
今回、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の西端、アイダー川河口に築かれた巨大な防潮施設「アイダー・シュペアヴェルク(Eidersperrwerk)」を見学して来た。
1973年に完成したアイダー・シュペアヴェルクは、高潮時に海水の流入を遮断し、高潮や嵐による洪水からアイダー川流域の低地を守るために作られた。きっかけは、1962年2月に起きた「北海高潮災害(Nordseesturmflut)」。猛烈な嵐が北海沿岸を襲い、ドイツ、特にハンブルク周辺に甚大な被害をもたらした。堤防が決壊し、浸水により多くの命が失われ、都市機能が麻痺した。大きな高潮が来ると、それまでの堤防や小規模な水門では高潮の力を防ぎきれない。そうした危機感から、アイダー川の河口に大型水門を設け、それを開け閉めすることで海から川へ流れ込む水の量を調整するという大胆な構想が生まれた。
水門の上には歩道が整備されていて、防潮堤の上を歩いて渡ることができる。
海側と川側に幅40mの水門がそれぞれ5つ並ぶ二重構造で、水門はそれぞれ独立して動作する。
天候や潮の状態に応じて、水門の開け方を変えることで川と海の水をコントロールする。運転モードは主に以下の4つ。
①…
2025年7月23日/作成者: Chika今回、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の西端、アイダー川河口に築かれた巨大な防潮施設「アイダー・シュペアヴェルク(Eidersperrwerk)」を見学して来た。
1973年に完成したアイダー・シュペアヴェルクは、高潮時に海水の流入を遮断し、高潮や嵐による洪水からアイダー川流域の低地を守るために作られた。きっかけは、1962年2月に起きた「北海高潮災害(Nordseesturmflut)」。猛烈な嵐が北海沿岸を襲い、ドイツ、特にハンブルク周辺に甚大な被害をもたらした。堤防が決壊し、浸水により多くの命が失われ、都市機能が麻痺した。大きな高潮が来ると、それまでの堤防や小規模な水門では高潮の力を防ぎきれない。そうした危機感から、アイダー川の河口に大型水門を設け、それを開け閉めすることで海から川へ流れ込む水の量を調整するという大胆な構想が生まれた。
水門の上には歩道が整備されていて、防潮堤の上を歩いて渡ることができる。
海側と川側に幅40mの水門がそれぞれ5つ並ぶ二重構造で、水門はそれぞれ独立して動作する。
天候や潮の状態に応じて、水門の開け方を変えることで川と海の水をコントロールする。運転モードは主に以下の4つ。
①…
ズィルト島のタイムマシン 〜 モールズム崖を歩く
ドイツ最北端の島、ズィルト島。ドイツに住んでいる人でズィルト島の名を知らない人はいないだろう。でも、私は一度もズィルト島へ行ったことがなかった。高級ビーチリゾートのイメージが強くて、私の路線じゃないなあと敬遠していたのだ。気が変わったのは、モールズム崖(Morsum…
2025年7月22日/作成者: Chikaワッデン海の生き物 フリードリヒスコークのアザラシ保護センター
前回の記事に引き続き、テーマはワッデン海。今回はワッデン海の生き物について知ったことを記録しよう。
ワッデン海には多くのアザラシが生息している。世界には34種のアザラシが存在する中、ドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン州沿岸で見られるのは、主にゼニガタアザラシ(Seehund,…
2025年7月21日/作成者: Chikaワッデン海には多くのアザラシが生息している。世界には34種のアザラシが存在する中、ドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン州沿岸で見られるのは、主にゼニガタアザラシ(Seehund,…
