ドイツの野鳥シリーズ、第一回はキツツキだった。今回はツルについて。
ドイツで観察できる野生のツルはヨーロッパクロヅル(Grus…
All 10 /Allgemein 0 /News 0 /YouTubeチャンネル「ベルリン・ブランデンブルク探検隊」 0 /ジオパーク 3 /ドイツ以外の国 8 /マップ 0 /マニアックな資料 0 /博物館 2 /古生物 2 /地学 7 /建築物 0 /文化 0 /歴史 0 /産業技術 0 /考古学 0 /自然 8 /自然史 1 /過去旅風景リバイバル 0 /都市 0 /野生動物 2 /野鳥の育児観察記録 0
ドイツの野鳥 ② ツル
2023年12月7日/作成者: Chika北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑰ むかわ町穂別博物館でむかわ竜(カムイサウルス・ジャポニクス)を見る
約3週間の北海道ジオパーク•ジオサイト巡り、ついに最終日。最後の目的地はむかわ町の穂別博物館に決めた。
数年前、北海道むかわ町で見つかっていた恐竜の化石が新属新種であることが判明したというニュースを目にし、興味が沸いた。そして、むかわ竜と名付けられたその恐竜の学名が「カムイサウルス・ジャポニクス」に決まったと知ったときには思わず興奮。カムイの地で生まれ育った者としてはスルーできない。いつかカムイサウルスを見てみたいなあと思っていたのだ。
むかわ町穂別は「古生物学の町」という感じで、町のあちこちに化石や古生物のオブジェが見られる。
穂別博物内に入ろう。ロビーで出迎えてくれたのは、カムイサウルスではなく、ホベツアラキリュウのホッピーだ。
ホベツアラキリュウは中生代白亜紀に生きた水棲爬虫類のクビナガリュウ(プレシオサウルス)で、穂別地域でおよそ8000万〜9000万年前に生息していたとされる。…
2023年10月20日/作成者: Chika数年前、北海道むかわ町で見つかっていた恐竜の化石が新属新種であることが判明したというニュースを目にし、興味が沸いた。そして、むかわ竜と名付けられたその恐竜の学名が「カムイサウルス・ジャポニクス」に決まったと知ったときには思わず興奮。カムイの地で生まれ育った者としてはスルーできない。いつかカムイサウルスを見てみたいなあと思っていたのだ。
むかわ町穂別は「古生物学の町」という感じで、町のあちこちに化石や古生物のオブジェが見られる。
穂別博物内に入ろう。ロビーで出迎えてくれたのは、カムイサウルスではなく、ホベツアラキリュウのホッピーだ。
ホベツアラキリュウは中生代白亜紀に生きた水棲爬虫類のクビナガリュウ(プレシオサウルス)で、穂別地域でおよそ8000万〜9000万年前に生息していたとされる。…
北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑯ アポイ岳UNESCOグローバルジオパーク 後編
前回の続き。「幌満峡エリア」でかんらん岩を見た後は、海岸沿いの「様似海岸エリア」と「日高耶馬峡エリア」のいくつかの見どころを回った。
これまたすごい景色。漁港の内側に突き出した板のような巨岩はソビラ岩。その向こうにうっすらと陸繋島であるエンルム岬が見えている。岬まで行ってみた。
海から奇岩が突き出すこの特徴的な海岸地形はどうやってできたのだろう。エンルム岬やソビラ岩、親子岩などは「ひん岩(porphyrite)」でできている。ひん岩とは、安山岩質のマグマが冷えて固まった火成岩で、斑状組織を持つ。およそ1770万年前、太平洋プレートのしずみ込みによって地殻が圧縮し、できた地層の割れ目にマグマが入り込んで固まった。その後、大地が隆起し、やわらかい周囲の地層は波の侵食を受けて削られてなくなった。後に残った硬いひん岩も、長い年月のうちに少しづつ削られていく。そうして不思議なかたちの岩が作られていったのだ。
様似海岸エリアから海岸沿いを東に進み、日高耶馬渓エリアに入ると、まもなく冬島漁港が見えて来る。冬島漁港には冬島の穴場と呼ばれる、穴の開いた大きな岩がある。
この岩は片状ホルンフェルスと呼ばれる岩でできている。 「ホルンフェルス」はドイツ語の…
2023年10月18日/作成者: Chikaこれまたすごい景色。漁港の内側に突き出した板のような巨岩はソビラ岩。その向こうにうっすらと陸繋島であるエンルム岬が見えている。岬まで行ってみた。
海から奇岩が突き出すこの特徴的な海岸地形はどうやってできたのだろう。エンルム岬やソビラ岩、親子岩などは「ひん岩(porphyrite)」でできている。ひん岩とは、安山岩質のマグマが冷えて固まった火成岩で、斑状組織を持つ。およそ1770万年前、太平洋プレートのしずみ込みによって地殻が圧縮し、できた地層の割れ目にマグマが入り込んで固まった。その後、大地が隆起し、やわらかい周囲の地層は波の侵食を受けて削られてなくなった。後に残った硬いひん岩も、長い年月のうちに少しづつ削られていく。そうして不思議なかたちの岩が作られていったのだ。
様似海岸エリアから海岸沿いを東に進み、日高耶馬渓エリアに入ると、まもなく冬島漁港が見えて来る。冬島漁港には冬島の穴場と呼ばれる、穴の開いた大きな岩がある。
この岩は片状ホルンフェルスと呼ばれる岩でできている。 「ホルンフェルス」はドイツ語の…
北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑮ アポイ岳UNESCOグローバルジオパーク 前編
北海道ジオ旅も終盤。いよいよ待ちに待った…
2023年10月18日/作成者: Chika北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑭ とかち鹿追ジオパーク 東ヌプカウシヌプリの風穴地帯
旭川市周辺のジオサイト(カムイミンタラジ…
2023年10月14日/作成者: Chika北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑬ 旭川周辺のジオサイト 当麻鍾乳洞と層雲峡
実家に帰省したついでに回る旭川市周辺のジ…
2023年10月13日/作成者: Chika北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑫ 旭川周辺のジオサイト 神居古潭
北海道には現在、7つのジオパークがあるが…
2023年10月12日/作成者: Chika北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑪ 滝川市美術自然史館でタキカワカイギュウを見る
今回のスポットは滝川市美術自然館。北海道に住んでいる弟が面白いよと勧めてくれたので行ってみた。
滝川市美術自然館はその名の通り、美術部門と自然部門からなる博物館だけれど、今回はあまり時間がなく、目当てが「タキカワカイギュウ」だったので、自然史部門のみを見た。タキカワカイギュウとは1980年に滝川市の空知川河床で発見されたカイギュウの化石だ。北海道で初めての発見で、のちの調査で新種であることがわかり、1984年に北海道天然記念物に指定されている。
建物前の広場にはホタテ貝のようなオブジェがあり(タカハシホタテ?)、
その中に骨の模型がある。これは、タキカワカイギュウの化石発掘の状況をシンボライズしているのだろう。そこから伸びる水路の先にはカイギュウらしき生き物の像が設置されている。
館内に入る前から期待感を抱かせてくれる。それでは、自然部門の展示室へ入ってみよう。
おおっ?なかなか本格的。カイギュウだけではなく、ティラノサウルスを含むいろいろな古生物の骨格が置かれ、自然史及び地球史に関する総合的な展示がなされていている。滝川市がそれほど大きな町ではないことを考えれば、かなりの充実度でテンションが上がった。大都市の大きな博物館が充実しているのはまあ当たり前だと感じるけれど、地方に良い博物館を見つけると思わず感激してしまう。この自然部門はその2階の子ども博物館と合わせて、とても気に入った。こんな素敵な博物館が身近にある滝川市の子どもが羨ましい。
この博物館のが充実しているのには、やはり、ここ滝川市でタキカワカイギュウの化石が見つかったということが大きいだろう。タキカワカイギュウを特別にしているのは、そのほぼ全身の化石が揃って発掘されただけでなく、発掘作業から、調査研究、レプリカ作り、そして展示に至るまでの全行程が滝川市内でなされたということ、そしてそのプロセスに滝川市の市民が積極的に参加していることだ。展示を見ているとタキカワカイギュウは滝川市の誇りなのだなということが伝わって来て、滝川市民ではない自分までなんだか嬉しくなる。
滝川市で見つかったカイギュウの化石だからタキカワカイギュウと呼ばれているが、学名はヒドロダマリス・スピッサ。500万年前に生息したヒドロダマリス属のカイギュウで、体長およそ7m…
2023年10月12日/作成者: Chika滝川市美術自然館はその名の通り、美術部門と自然部門からなる博物館だけれど、今回はあまり時間がなく、目当てが「タキカワカイギュウ」だったので、自然史部門のみを見た。タキカワカイギュウとは1980年に滝川市の空知川河床で発見されたカイギュウの化石だ。北海道で初めての発見で、のちの調査で新種であることがわかり、1984年に北海道天然記念物に指定されている。
建物前の広場にはホタテ貝のようなオブジェがあり(タカハシホタテ?)、
その中に骨の模型がある。これは、タキカワカイギュウの化石発掘の状況をシンボライズしているのだろう。そこから伸びる水路の先にはカイギュウらしき生き物の像が設置されている。
館内に入る前から期待感を抱かせてくれる。それでは、自然部門の展示室へ入ってみよう。
おおっ?なかなか本格的。カイギュウだけではなく、ティラノサウルスを含むいろいろな古生物の骨格が置かれ、自然史及び地球史に関する総合的な展示がなされていている。滝川市がそれほど大きな町ではないことを考えれば、かなりの充実度でテンションが上がった。大都市の大きな博物館が充実しているのはまあ当たり前だと感じるけれど、地方に良い博物館を見つけると思わず感激してしまう。この自然部門はその2階の子ども博物館と合わせて、とても気に入った。こんな素敵な博物館が身近にある滝川市の子どもが羨ましい。
この博物館のが充実しているのには、やはり、ここ滝川市でタキカワカイギュウの化石が見つかったということが大きいだろう。タキカワカイギュウを特別にしているのは、そのほぼ全身の化石が揃って発掘されただけでなく、発掘作業から、調査研究、レプリカ作り、そして展示に至るまでの全行程が滝川市内でなされたということ、そしてそのプロセスに滝川市の市民が積極的に参加していることだ。展示を見ているとタキカワカイギュウは滝川市の誇りなのだなということが伝わって来て、滝川市民ではない自分までなんだか嬉しくなる。
滝川市で見つかったカイギュウの化石だからタキカワカイギュウと呼ばれているが、学名はヒドロダマリス・スピッサ。500万年前に生息したヒドロダマリス属のカイギュウで、体長およそ7m…
北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ➉ 雨竜沼湿原トレッキング
ニセコ町滞在中、チセヌプリの北側にある神仙沼湿原を歩き、初めて見る高層湿原にとても魅了された(記事はこちら)ので、さらに規模の大きい高層湿原である雨竜沼湿原へ行ってみることにした。雨竜沼湿原は暑寒別岳の東側斜面、標高850mの高さに広がるおよそ100haの山岳高層湿原で、1964…
2023年10月11日/作成者: Chika北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑨ 羊蹄山周辺のジオサイト
前回はニセコ町の北に位置するニセコ連峯の…
2023年10月7日/作成者: Chika