このブログを見てくださった方からよく聞かれる。
「ああいうマニアックな観光スポットをどうやって探しているのですか」
メジャーな観光地ならガイドブックやインターネットの観光サイトに載っているけれど、マイナーなところはそもそも情報が少ないので、偶然人に教えてもらったりしなければなかなか見つけられないのでは?と思う人が多いようだ。
私はマイナーな観光スポットを見つけるのが趣味なので、日々、いろんな手段を使って新たなスポットの発掘に取り組んでいる。主にどんなことをしているかについて書いてみることにしよう。
グーグルマップの活用
グーグルマップを眺めるのが趣味兼日課で、行ったことのない場所をクリックし、そこに何があるかを見る。画像はポツダムの例。
「In der Nähe (日本語版では「周辺のスポット」)ボタンをクリックして「Museen(博物館)」と入れると、次のように情報が出て来る。
州や都市の公式サイトの観光ページや観光協会のサイトをチェック

エアフルトのサイト
サイトにある情報を読んで面白そうなスポットがあったら、YouTubeで動画がないかを検索する。例えば、エアフルトのサイトにシナゴーグの情報があったので、動画検索してみた。
観光パンフレットの収集
ツーリストインフォメーションや各観光スポットに置いてある観光パンフレットの類をあるだけ貰って来る。田舎のマイナーな観光スポットのパンフレットは現地にしかないことが多い。聞いたこともないような小さな町や村にも結構面白いものがある。そういうスポットを発見したときは嬉しい。

まにあっくドイツ観光企画室の床
書店で観光ガイドブックをチェック
ドイツにはマニアックな観光ガイドがたくさんある。しかも、どんどん新しいものが出版される。

壁の棚にある本全部、ドイツ国内の観光ガイドブック
ミュージアムショップの書籍をチェック
マニアックな情報を得るのにとても重要!ミュージアムショップにはテーマ関連書がたくさん売っていて、類似スポットの情報が載っている。いろんな分野の本を幅広く読むと、行ってみたい観光スポットの種類が増えるので楽しいよ。

化石や岩石の本
Wikipediaの観光スポットリストをチェック
Wikipediaには分野別博物館リストがある。完全に網羅しているわけではないけれど、かなり使える。
Wikipedia: Liste deutscher Museen nach Themen
各分野の研究会、支援団体、同好会サイトをチェック
テーマごとの専門サイトは詳しい説明を含む観光情報が充実していて、とても有用だ。例えば化石発掘場所なら、こんなサイトをチェックしている。
人の話に耳をそばだてる
ドイツ人は旅行好きな人が多いので、「バカンスにはどこへ行った?」などと質問し、面白そうな情報はすぐにメモする。ドイツ人相手に限らず誰に対しても旅行好きであることを日頃から公言していると、いろんな人が「こんな場所があるらしいよ」と面白そうな場所を教えてくれる。実際、この「まにあっくドイツ観光」プロジェクトで行った場所の中には「こんな場所があって面白そうだから、行ってきたら?」と勧められて行った場所がいくつもあるのだ。
SNSで良い観光情報を流すアカウントをフォロー
集めたいと思う分野の情報を自分から発信すると、それに詳しい人がふぁぼってくれたりRTしてくれたりするので、その人のアカウントを見に行き、面白い情報を発信していたらフォローすると、観光のヒントになる情報が流れて来るようになる。大変便利。
こんな感じで情報収集し、行ってみたい場所に片っ端から行き、そこで得た情報をまとめて記事にして発信しているのが当ブログ。ネット時代の今は情報はいくらでもあるとはいえ、外国のマイナーな場所についての情報はやはり現地語によるものが圧倒的だ。ドイツの観光に関しては、ドイツ語が理解できると得られる情報量が膨大になる。英語の情報もたくさんあるけれど、現地語の情報量にはかなわない。日本語限定となると、すごく少なくなってしまう。
なので、ドイツ在住翻訳者としてのスキルを使って、これからもドイツのマニアックな観光情報を日本語で発信していきたいと思うので、記事のRTなどで応援して頂けたらとても嬉しいです!!
noteでも「まにあっくドイツ観光裏話」を音声で配信しています。