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2017年から運営して来た当ブログですが、容量がいっぱいになってしまいました。

ドメインごと別のサービスへ引っ越すことも考えたのですが、大変なのでやめました。このブログはこのまま残し、今後はnoteに書いていくことにします。

ぜひご訪問ください。

ChikaTravel (note)

 

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北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑪ 滝川市美術自然史館でタキカワカイギュウを見る

今回のスポットは滝川市美術自然館。北海道に住んでいる弟が面白いよと勧めてくれたので行ってみた。 滝川市美術自然館はその名の通り、美術部門と自然部門からなる博物館だけれど、今回はあまり時間がなく、目当てが「タキカワカイギュウ」だったので、自然史部門のみを見た。タキカワカイギュウとは1980年に滝川市の空知川河床で発見されたカイギュウの化石だ。北海道で初めての発見で、のちの調査で新種であることがわかり、1984年に北海道天然記念物に指定されている。 建物前の広場にはホタテ貝のようなオブジェがあり(タカハシホタテ?)、 その中に骨の模型がある。これは、タキカワカイギュウの化石発掘の状況をシンボライズしているのだろう。そこから伸びる水路の先にはカイギュウらしき生き物の像が設置されている。 館内に入る前から期待感を抱かせてくれる。それでは、自然部門の展示室へ入ってみよう。 おおっ?なかなか本格的。カイギュウだけではなく、ティラノサウルスを含むいろいろな古生物の骨格が置かれ、自然史及び地球史に関する総合的な展示がなされていている。滝川市がそれほど大きな町ではないことを考えれば、かなりの充実度でテンションが上がった。大都市の大きな博物館が充実しているのはまあ当たり前だと感じるけれど、地方に良い博物館を見つけると思わず感激してしまう。この自然部門はその2階の子ども博物館と合わせて、とても気に入った。こんな素敵な博物館が身近にある滝川市の子どもが羨ましい。 この博物館のが充実しているのには、やはり、ここ滝川市でタキカワカイギュウの化石が見つかったということが大きいだろう。タキカワカイギュウを特別にしているのは、そのほぼ全身の化石が揃って発掘されただけでなく、発掘作業から、調査研究、レプリカ作り、そして展示に至るまでの全行程が滝川市内でなされたということ、そしてそのプロセスに滝川市の市民が積極的に参加していることだ。展示を見ているとタキカワカイギュウは滝川市の誇りなのだなということが伝わって来て、滝川市民ではない自分までなんだか嬉しくなる。 滝川市で見つかったカイギュウの化石だからタキカワカイギュウと呼ばれているが、学名はヒドロダマリス・スピッサ。500万年前に生息したヒドロダマリス属のカイギュウで、体長およそ7m…
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北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ➉ 雨竜沼湿原トレッキング

ニセコ町滞在中、チセヌプリの北側にある神仙沼湿原を歩き、初めて見る高層湿原にとても魅了された(記事はこちら)ので、さらに規模の大きい高層湿原である雨竜沼湿原へ行ってみることにした。雨竜沼湿原は暑寒別岳の東側斜面、標高850mの高さに広がるおよそ100haの山岳高層湿原で、1964…
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北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑨ 羊蹄山周辺のジオサイト

前回はニセコ町の北に位置するニセコ連峯のジオサイトについて記録した。今回はニセコ町の東にそびえる羊蹄山周辺のジオサイトについて。 日本百名山の一つである羊蹄山…
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北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑧ ニセコ連峯のジオサイト

最近、なにかと話題のニセコ町。過疎化した小さな町だったのが、上質のパウダースノーを求めてやって来る海外からのスキー客向けに外国資本のリゾートホテルが次々に建てら…
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北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑦ 積丹半島は景勝地の宝庫

今回まとめるのは余市市から積丹岬へのドライブについて。積丹半島の地形も小樽周辺同様に海底火山活動によって形成されている。つまり、今回の記事は前回の記事「小樽の地…
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北海道ジオパーク・ジオサイト巡り 2023 ⑥ 小樽の地形と石と石造建築

登別温泉で集まった家族はそれぞれの家に帰り、再び二人になった私と夫は小樽へと向かった。 小樽といえば運河や風情ある歴史的街並みが人気である。市の中心部には明治時代初期から昭和初期にかけて建てられた石造建築物が数多く残っている。 どうして小樽市には石造りの建物が多いのだろうか。小樽には水族館やウニ丼やガラス細工など、他にもいろんな魅力があるけれど、今回はジオ旅行ということで特に石に着目してみることにした。事前に親戚が送ってくれた日本地質学学会の地質学雑誌第125巻に掲載されている「巡検案内書 小樽の地質と石材」という資料が参考になった。 運河沿いの倉庫群などに代表される小樽の石造建築は木骨石造と呼ばれる、木材でつくった枠組みの間に石材を積み重ねた構造である。明治時代から港町として発展した小樽市では、多くの倉庫を建造する必要があった。蔵といえば伝統的には土蔵だが、当時、冷涼な気候の北海道では米作りがまだそれほど普及しておらず、土蔵の土壁に必要な稲わらが不足していた。また、小樽では大火事が度重なり、多くの建物が被害を受けたこともあり、耐火性のある石材を使った建物が多く建てられたらしい。そうした建物には、石材として「小樽軟石」と呼ばれる、柔らかくて加工しやすい凝灰岩(火山灰が堆積してできた岩石)が主に使われた。 小樽市西部の桃内という地域にかつての小樽軟石の採石場があるらしい。探しに行ってみよう。 小樽市中心部から国道5号線を余市方面に向かって進み、塩谷海水浴場で国道を降りて笠岩トンネルを抜けると、海岸に桃岩と呼ばれる特徴的な岩が視界に入る。 奥に見える丸みのある岩が桃岩。桃のような形と言われればそのようにも見える。その右手のなだらかな斜面にもかつては大きな岩山があったという。現在は私有地のようで、桃岩へ向かう道にはロープが張られていて近づけない。 桃岩を望遠レンズで撮ったのがこの写真。地面から1/3くらいの位置にラインが見え、その上とで見た目が違っている。こちらのサイトによると、下部は軽石凝灰岩で、上部は軽石凝灰岩および凝灰質砂岩。と言われてもピンと来ないのだけれど、細かい違いはあれど、全体として火山灰が海の底に堆積し、固まったものと考えていいのかな。 右側の斜面もズームインして見てみた。石を切り出した跡がわかるような、わからないような。やっぱり近くで見ないといまひとつ理解できない。 ちなみに、小樽の石造建築物には札幌軟石という石も使われている。小樽へ来る前に、札幌の石山地区に残る札幌軟石の採石場跡も見て来たのだ。   こちらの採石場跡は公園になっていて、近くで岩肌をみることができる。なかなか壮観だ。同じ軟石でも札幌軟石と小樽軟石とでは色味や質感が少し違うように見える。札幌軟石の方がすべすべしている印象。約1,000万年前~約500…