ナチスと東独軍が使用した秘密軍事基地、Bunkermuseum Fuchsbau
イースター休みが終わったと思ったら、もう週末。この季節は休みばかりだ。あいにく今年は天候が安定せず、観光日和とは言い難い日が続いているが、めげずに今日もマニアックな観光を楽しんで来た。
今回訪れたのは、ベルリン中心部から南東へ約75kmに位置する美しい保養地、Bad…
ヒトラーやホーネッカーも入院していたサナトリム廃墟、Beelitz-Heilstätten
久しぶりにベーリッツにあるサナトリウム廃墟、Beelitz-Heilstättenへ行って来た。
ベルリン・ブランデンブルクでは廃墟ツーリズムが人気だが、この廃墟は規模が大きく、ベルリンからのアクセスも良いことから特にポピュラーだ。20世紀初頭、結核患者の療養施設として建設された建物群である。
我が家から近く、今住んでいるところへ引っ越して来た10年前、散歩の途中に偶然見つけた。当時はまだ観光化されておらず、そのときは人通りもほとんどなかったので、ボロボロに崩れた暗い建物の内部に見える病院の名残りに背筋がゾーッとしたのを覚えている。現在はフェンスに囲まれており、入場料を払って見学する。140ヘクタールの敷地には、かつての療養施設や外科病棟、食堂、自家発電所などの多くの建物が崩れかかった状態で残っているが、現在は複数の所有者が異なるツアーを提供している。
今回はBaum…
世界有数の琥珀の産地、バルト海の琥珀博物館 (Deutsches Bernsteinmuseum)を訪れる
今週末、写真ワークショップに参加するため、バルト海へ行って来た。
しかし、実は目的は写真ワークショップだけではない。バルト海といえば、「バルティック・アンバー」。そう、バルト海は世界有数の琥珀の産地である。バルト海沿岸の町には琥珀アクセサリーの店がたくさんある。私は美しい琥珀については知りたいが、琥珀アクセサリーを身につけたいとは特に思わないので、Ribnitz-Damgartenという町にある「ドイツ琥珀博物館…
写真ツーリズムで人気なバルト海の保養地、Zingstの写真ワークショップ
この週末、バルト海に面した保養地、Zingstへ行って来た。
ベルリンから車で北上すること3時間。人口わずか3000人ほどの小さな村で、特別珍しい建造物などがあるわけではないが、知る人ぞ知る観光地である。というのは、Zingstは美しい海岸を持ち、クアオルトと呼ばれる国指定の保養地の一つであるだけでなく、豊かな自然を利用した写真ツーリズムに大変力を入れているのである。
今回、私がZingstを目指したのは、週末ワークショップに参加するためだ。
Zingstは、細長く東西に弓のように伸びたFischland-Darß-Zingst半島の東部に位置する。この村がどのくらい写真ツーリズムに注力しているかというと、まず第一に毎年5月の末から6月にかけて、2週間以上に渡る大規模な自然写真フェスティバル、Umweltfotofestival…
ポツダムのKGB政治犯一時収容所、Gedenk- und Begegnungsstätte Leistikowstraße
私はもうかれこれ10年、ポツダム市の近郊(車で10分)に住んでいるが、いまだによく知らない場所がたくさんある。ポツダムは首都ベルリンの陰に隠れてか、外国人観光客への知名度は今ひとつだが、実は見所が非常に多い町だ。有名なサンスーシ宮殿を始めとするプロイセンの建造物が数多くあり、湖や森、庭園の豊かな美しい町であるだけではない。ポツダムは東ベルリン同様、第二次世界大戦後、ベルリンの壁が崩壊するまでの間、西ベルリンとの国境を持つ、政治的、軍事的に非常に重要な町だった。そのため、暗い歴史の跡が多く残っている。
私が引っ越してきた当時、町にはまだ旧社会主義国の名残がかなり見られたが、傷んだ建物の修復や第二次世界大戦で破壊された建物の修復が目覚ましいスピードで進み、現在では旧東ドイツ側の町ということを忘れてしまうほどの優雅なたたずまいである。特に、ハイリガー・ゼーと呼ばれる湖の周辺地区には豪華な邸宅が建ち並び、これぞヨーロッパという夢のような空間だ。
その高級感溢れる地域の一角に、Gedenk-…
ドイツ連邦軍の軍事史博物館を訪れる
ドレスデン滞在二日目にはドイツ連邦軍の軍事史博物館を訪れた。この博物館の分館がベルリンのガトウ地区にあり、先日見学して興味深かったので、ぜひドレスデンに…