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ベルリン軍事史博物館(Militärhistorisches Museum Flugplatz Berlin-Gatow)

  日曜の今日はベルリンのGatow地区にある軍事史博物館へ行って来た。この博物館はドレスデンにある連邦軍事史博物館の分館で、航空戦をテーマとした展示を行っている。博物館の敷地はナチスの時代に秘密基地として建設され、第二次世界大戦中は空軍兵士の訓練場となった空港だ。戦後の1948年にベルリンがソビエトにより封鎖された際、西ベルリンへの生活物資を空輸するのに使われた空港の一つだという。     兵士の学びの場としての機能を果たすだけでなく、一般市民にも無料で公開されており、歴史を学び、軍事に関する議論を活発化させることを目的とした展示を行っている。     広い敷地にはすごい数の軍用機が展示されている。私は軍事関係には非常に疎く、ましてや軍用機には全くの無知。空軍にいたことのある夫がいろいろ説明してくれた。 当然のことながら、軍用機にはいろいろなタイプがある。外形区分はこうで技術的にはこう、どのような任務に使われる航空機なのか、どこの国でどの時代に製造されたものかなど、一つ一つ説明してくれるのだが、予備知識がないため、とりあえずチンプンカンプンである。     「これはMiG-23。NATO-CodeではFlogger…
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世界最古の天文盤、ネブラ・ディスクの出土地を訪れる

  ある秋の日曜、私と夫はザクセン・アンハルト州の小さな町、ネブラを訪れることにした。世界最古の天文盤とされる「ネブラ・ディスク(die Himmelsscheibe von Nebra)」が出土…
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廃墟感満載なラウジッツの発電所ミュージアム、Erlebniskraftwerk Plessa

  春の訪れとともに、出かけたい欲が急激に高まって来た。 冬の間も観光ができないことはないが、ドイツの冬は日が短く、すぐに真っ暗になってしまう。天気が良くない日が多い上に、観光できる時間が限られるとなると、遠出しにくい。特に、屋外や地方のマニアックな観光スポットは、観光客が少ない冬季にはサービスを休止しているところが多い。冬は旅行好きにはもどかしい季節だ。   3月の声を聞いたら、居ても立ってもいられなくなった。ようやくシーズン開幕だ。さて、週末にはどこへ行こう?   訪れたい場所リストの中から狙いをつけたのは、ブランデンブルク州南部とザクセン州東部にまたがる地域、ラウジッツである。褐炭の豊富なこの地域は、まだドイツが東西に分かれていた頃、旧東ドイツ(DDR)のエネルギー産業を支える重要な工業地帯だった。1990年のドイツ統一後、旧東ドイツの産業は急激に衰退し、多くの発電所や工場が閉鎖されたが、施設のいくつかは産業遺産に指定され、観光スポットになっている。特に、褐炭採掘場や関連施設を結ぶ「エネルギールート」は、ラウジッツ産業観光のハイライトであるらしい。よしっ、このスポットのどれかを見学に行こう!   しかし、やはり少々気が早かったのか、スポットの多くは4月にならないとオープンにならない。なかばがっかりしつつ、どこかないかと片っぱしからリンクを開いてチェックしていたところ、3月から訪問者を受け付けているスポットがようやく見つかった。Erlebniskraftwerk…