,

こんなところにこんなものが!Lüchowのストーンズ・ファン・ミュージアム

  リューネブルクは塩博物館以外にも見所が多そうだったが、前日の晩、夫から電話があり、「いつ帰って来るの?」と言われてしまったので、サッサと次へ行かなければならない。リューネブルクを後にして向かったのは、Lüchowという小さな町だ。   なかなか綺麗な街並み。Lüchowはバウムクーヘンで有名な東ドイツの町、Salzwedelから16km北にある。Lüchowまではギリギリ、ニーダーザクセン州だ。Salzwedelのバウムクーヘンは日本人にも密かな人気で、観光にSalzwedelを訪れる人も結構いると聞いている。しかし、Lüchowまで足を延ばす人はおそらくほとんどいないだろう。ここに何があるのか、知られていないから。 しかし、私は発見してしまった。このニーダーザクセン州の外れの町にあるマニアックな観光スポットを。   Stones…
, ,

リューネブルクのドイツ塩博物館(Deutsches Salzmuseum)

  まにあっくドイツ観光旅行、北ドイツ編、ブレーマーハーフェンを堪能した後はリューネブルクへ移動した。「ドイツ塩博物館」を訪れるためだ。 到着して初めて気づいたのだが、リューネブルクの街並みは非常に美しい。     アム・ザンデという広場で感激して写真を撮っていたら、通行人に呼び止められた。 「あなた、いい写真を撮りたいなら、こんなところで撮ってちゃダメ」 ええ?こんなところって? 「この道をもっと向こうに行くと旧市街。そっちはもっと綺麗ですよ」 言われたとおりに旧市街へ歩いて行くと、さらに美しかった。どこもかしこも綺麗過ぎて、どこを撮っていいのかわからないくらい。今までリューネブルクという町にはこれといったイメージを持っていなかったが、こんなに見栄えのする町だったとは。盲点だった。 しかし、このブログのテーマはマニアック。リューネブルクでは塩博物館を紹介しよう。     「ドイツ塩博物館」というから、なにやら立派な建物を想像していたら、地味な入り口でびっくり。なんと、スーパーと同じ建物なのである。しかし、中に入ると、それなりに大きな規模で、十分に見応えがあった。(展示及びオーディオガイドはドイツ語のみ)   入り口付近に展示されている様々な塩。茶やオレンジ、赤の岩塩に混じって、青色の岩塩も。   砂漠のバラ(desert…
,

ドイツ海軍の潜水艦、Wilhelm Bauerの内部に入る

ドイツ船舶博物館の中を見た後は、館外の博物館港に展示されている潜水艦、Wilhelm Bauerを見学することにした。この潜水艦は技術博物館として公開されており、内部を見ることができる。       Wilhelm…
,

中世の難破船が見られるブレーマーハーフェンのドイツ船舶博物館

  ブレーマーハーフェン観光の続き。 ブレーマーハーフェン滞在中は雨だったのだが、この町には面白い博物館がたくさんあり、それが海沿いに集中しているので、天気が悪くても問題なく観光を楽しむことができた。Klimahausの次には、すぐ側のドイツ船舶博物館を見学した。 ドイツには数多くの博物館があり、テーマの似通ったものも各地にあるが、「ドイツ◯◯博物館」と「ドイツ」が最初についているところは大体、見応えがある(と思う)。     名前の通り、ドイツにおける船舶交通の技術史を展示した博物館。この博物館はいわゆるForschungsmuseum(研究博物館)と呼ばれるタイプの博物館で、同時に研究機関でもある。研究の成果を同じ館内で一般公開するため、研究者は直接的に市民の啓蒙に携わることができ、市民の側も研究を間近で知ることができる。 この博物館も内容が非常に濃く、かなりマニアック!(でも、普通に楽しめる。子ども連れがたくさんいた) 展示分野は多岐に渡るが、この博物館の目玉はなんといっても、中世の難破船、Bremer…
,

気候変動ミュージアム、Kimahaus Bremerhaven 8° Ostで気候について考える

  ブレーマーハーフェンでドイツ移民ミュージアムを見た後、今度はそのすぐそばにあるKlimahaus Bremerhaven 8° Ostを見ることにした。「気候」というテーマに特化したミュージアムだ。     ブレーマーハーフェンに来たら、嫌でも目に入る大きくモダンな建物。 ホール。   気候ミュージアムということで、気候について総合的な展示をしているのだろうと想像していたが、入ってみると思ったのとはちょっと違っていて、気候変動に大きなウェイトが置かれていた。     メインの展示は「Reise(旅行)」と題されている。地球を旅して回り、地球温暖化によって各地域の生活環境がどのように変わるのかを知るというコンセプトだ。この写真に写っているような白いカプセルが全部で9つあり、それぞれスイス、サルディニア、ニジェール、カメルーン、南極、サモア、アラスカ、ランゲネス島(ドイツ)そしてブレーマーハーフェンを表している。旅人として一つ一つのカプセルに入ると、その地域の気候を五感で体験することができ、そこに住む人が「気候変動で変わってしまった生活」について語りかけて来る。とても良く考えられた展示だ。   メインの展示の他には気候変動に関して研究者らが行っている研究について展示されている。また、地球の歴史を体験できるブースなどもなかなか面白かった。   World…

人はなぜ移住するのか。ブレーマーハーフェンのドイツ移民ミュージアム(Deutsches Auswandererhaus Bremerhaven)

  まにあっくドイツ観光旅行、北ドイツ編の続き。   ブレーメンで落下塔を見学し、少し他の観光も楽しんだ後、予定通り、今回の旅のメインの目的地であるブレーマーハフェンへ向かった。ブレーマーハーフェンへ行こうと思ったのは、そこにあるという移民ミュージアム(Deutsches…