
バウツェンのソルブ博物館でドイツにおける少数民族の歴史を知る
かねてから行きたいと思っていたドイツ南東の町、バウツェン(Bautzen)へ行って来た。そこにあるソルブ博物館(Sorbisches Museum Bautzen)を訪れるためだ。ドイツで今もなお独自の文化を保つスラブ系の少数民族、ソルブ人に関する博物館である。
ソルブ人の存在は以前住んでいたドイツ西部から現在の住まいブランデンブルク州に引っ越して来てから初めて知った。ベルリンから電車に乗って南東方面へ移動すると、いつからか駅名がドイツ語と見慣れない別の言語の二言語表示になるのに気づいた。ポーランドとの国境に近い地域なのでポーランド語を併記しているのだろうか?と思ったら、その見慣れない言語はソルブ語だという。ブランデンブルク州とその南のザクセン州にまたがってラウジッツと呼ばれる地域があり、その地域にはドイツ人とは言語や文化を異にする少数民族、ソルブ人が生活しているそうだ。
ベルリンから南東100kmほどのところにシュプレーヴァルト(Spreewald)という湿地帯があるが、景観がとても美しく、首都から気軽に行ける観光地としてとても人気である。シュプレーヴァルトにはソルブ人の集落があり、Lehdeの野外博物館Freilandmuseum…

Googleマイマップでドイツ観光鉱山・鉱山業博物館マップを作った
まにあっく観光マップの第8段が完成した。今回作ったのは「ドイツ観光鉱山・鉱業マップ」だ。古くから鉱山業の盛んなドイツには鉱山業に関する博物館がたくさんある。また、現在は採掘が行われていない旧鉱山の多くが観光鉱山として整備されている。観光鉱山では坑道を歩き、内側から観察することができる。炭鉱から銀・銅鉱山、貴石鉱山など、種類もとても豊富だ。全国に一体どのくらいの数があるのだろうか?とふと思い、マッピングすることにしたが、その多さは想像を超えていた。
観光鉱山と鉱山業博物館を登録したけれど、両者を厳密に分けるのは難しかった。観光鉱山が博物館を併設しているところ、博物館の一部として鉱山を見学できるところ、鉱山とは独立した博物館、技術博物館の一部に鉱山業の展示があるところなど様々だ。観光鉱山を併設しない博物館と展示がメインのスポットは博物館アイコン、それ以外は炭鉱アイコンで表示。例によって、赤色は私がこれまでに訪れたスポットだ。
カテゴリーは採掘される資源の種類別に「石炭・褐炭・石油・天然ガス」「金・銀・銅」「塩」「粘板岩」「石灰石・チョーク・砂岩」「鉄」「その他の鉱石(スズ、亜鉛、鉛、コバルト、ニッケル、黄鉄鉱、ウラン、石英、石膏、蛍石、マンガン、黒鉛、アメジストなど)」「鉱業全般」の8つ。
カテゴリーごとに表示すると、ドイツにおける特定資源の分布がわかる。たとえば炭鉱があるのは、ルール地方やハルツ地方(主に石炭)、ラウジッツ地方(褐炭)、南バイエルン(ピッチ炭)。
アイコンを押すと、そのスポットの画像が出るので、観光鉱山ってどんな感じ?と気になる方はいろいろ押してみてね。この画像は南バイエルンの風光明媚な避暑地、ベルヒテスガーデンの岩塩坑のもの。ここは私が一番最初に見学した観光鉱山で、トロッコにまたがって坑道を滑り台のように滑り降りるという体験がとてもエキサイティングで気に入った。そもそも私はこれがきっかけで観光鉱山が好きになったのだ。
こちらはベルリン近郊の石灰石採掘場がオープンエアミュージアムになったMuseumpark…

Googleマイマップでドイツ航空関連スポットマップを作った
Googleマイマップで作るまにあっく観光マップの7つ目ができた。今回は在独日本人向けに実際的で超有用な情報サイト「ドイツ情報生活百科」を運営されているノラさん(@g_item)がドイツ国内の航空関連の博物館リストを提供してくださったので、それをベースにドイツ航空関連スポットマップを作ってみた。
カテゴリーは「博物館」「飛行クラブ」「レストラン」の3つ。
まず、博物館を見ていこう。
確認できたのは全国で44箇所。思ったよりたくさんあった。純粋な航空博物館の他に技術博物館の中に航空関連の展示コーナーがあるものや乗り物博物館も含めている。航空分野は私にとってほとんど未知の世界で、これまでに4箇所しか訪れていない。
そのうちの一つ、アンクラムのオットー・リリエンタール博物館はとてもオススメ!以下の記事で紹介している。
過去記事:…

1ユーロで見られるベルリン警察本部内の警察史博物館(Polizeihistorische Sammlung)の展示があまりに濃い
以前、ニーダーザクセン州のニーンブルクで警察博物館に立ち寄った。それがなかなか面白かった(記事はこちら)ので、他の州の警察博物館も見てみたいなと思ったのだが、そのまますっかり忘れていた。先日、仕事でベルリン市の少年犯罪について専門家から興味深い話を聞く機会があり、ベルリン警察史博物館(Polizeihistorische…

Googleマイマップでオスタルギー関連スポットマップを作った
久しぶりに観光マップを作った。
今回は「オスタルギー関連スポットマップ」。オスタルギーとはなんぞや。ドイツはご存知の通り、1989年まで西ドイツと東ドイツに分かれていた。ベルリンの壁が崩壊し、ドイツが再統一されてからもう30年近くになる。旧東ドイツ(DDR)に生まれ育った人たちの中にはDDR時代の生活文化を懐かしく思い出す人が少なくないようだ。「オスタルギー(Ostalgie)」とは東を表すOstとノスタルジー(nostalgy)とを合わせた造語である。
チープなDDR製品には素朴さや独特の味わいがあり、旧東ドイツ育ちでない人たちの中にもファンがいる。また、DDRの生活文化に触れることが冷戦の時代について知るきっかけになることもある。そこで、オスタルジーを感じられるスポットをまとめてみた。
東ドイツにはDDR時代の生活文化や社会文化について展示をしている博物館が数多くある。
観光客にとって最もメジャーなのはベルリンにある「DDR…

ケルトの集落を再現したオープンエアミュージアム、アルトブルク
イーダー・オーバーシュタインでの休暇の最終日。旅の目的だった鉱石観光は無事終了し、中途半端に時間が余ったので近郊のブンデンバッハ(Bundenbach)にあるケルトの集落、アルトブルク(Altburg)へ行ってみることにした。1971…
